東京都現代美術館の坂本龍一、パート 1。「無音」の力

先週、東京都現代美術館で開催中の坂本龍一 音を視る 時を聴く展を見に行きました。

とても興味深い展覧会でした。彼の人生と作品を調べてみると、彼が作曲家であるだけでなく、ビジュアルアーティストともコラボしていたことがわかりました。

音楽は、聴覚をはるかに超えた感情を生み出します。

音楽は感情、記憶、さらには温度、触覚、匂い、色、言葉などの側面をも刺激します。

 映像と音楽の海の中で、「無音」が重要な働きをしていることに気づきました。

私は、シューマン=リストの「献呈(Widmung)」で休符とルバートの使い方を工夫しました。特に作品の終盤では、単に物語が完全に終わりに向かうだけではなく、ルバートを使うことで愛の荘厳さを表現するのに役立つと思いました。

これらのアイディアの結果は?

展覧会で私は聞こえてきた音だけではなく、そこになかった音、つまり空白や余白も楽しみました。

こちらで私の「献呈」のパフォーマンスを聞いて、「無音」の効果を味わってみてください。

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東京都現代美術館の坂本龍一、パート2。霧と不確実性

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